皆様の御支援、御協力により、ふくしま共走ネイチャーランシリーズは、おかげさまで3年目のシーズンを迎えました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中ではありましたが、関係者の皆様のご協力のもと、シリーズ対象の全7大会を無事開催することができました。多くのランナーの皆様にご参加いただきましたことに、心より感謝申し上げます。
東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から13年目となる現在も、避難地域の復興・再生、廃炉と汚染水・処理水対策、風評と風化の問題など、原子力災害特有の困難な課題が山積し、福島の復興はいまだ途上にありますが、日本全国、そして世界中の皆様からの温かい御支援をいただきながら、被災地は前を向いて走り続けています。
2021年3月に東京2020オリンピック競技大会の聖火リレーが福島県浜通りからスタートしたことを機に、同じ年の5月、ふくしま共走ネイチャーランシリーズはスタートしました。
海があり、山があり、四季折々の自然豊かな被災地で、まちの温かさと復興へ向けた我々の息吹を感じていただきながら、ランナーも、応援する皆様も、そして、ボランティアやスタッフの皆様も、「共に走る」、「共走する」ことを目指し、マラソンを通じて、絆を深め、被災地の新たな魅力づくりや交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えています。
今年度も皆様に楽しんでいただけるような企画内容の充実を図り、このシリーズが「マラソンの聖地」としてブランド化され、多くの皆様から親しまれ、愛されるよう取り組んでまいりますので、引き続き、御支援、御協力をお願い申し上げます。
令和5年5月26日
ふくしま共走ネイチャーランシリーズ実行委員会
実行委員長 白石 高司(田村市長)