皆様の御支援、御協力により、ふくしま共走ネイチャーランシリーズは、おかげさまで2年目のシーズンを迎えました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、大会規模の縮小はもとより、やむなく中止の判断をさせていただいた大会もあり、参加を楽しみにしていたランナーの皆様には、心よりお詫び申し上げます。
東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から12年目となる現在も、長期に及ぶ廃炉や避難指示の継続、根強く残る風評など、原子力災害特有の困難な課題に直面し、福島の復興はいまだ途上にありますが、日本全国、そして世界中の皆様からの温かい御支援をいただきながら、被災地は前を向いて走り続けています。
東京2020オリンピック競技大会の聖火リレーが福島県浜通りからスタートしたことを機に、ここまで元気になった被災地の姿を「もっと多くの皆様に見ていただきたい」、また、これまでの御支援に対し、感謝の気持ちを込めて「今度は我々がおもてなしをしたい」という思いで、ふくしま共走ネイチャーランシリーズはスタートしました。
海があり、山があり、四季折々の自然豊かな被災地で、まちの温かさと復興へ向けた我々の息吹を感じていただきながら、ランナーも、応援する皆様も、そして、ボランティアやスタッフの皆様も、「共に走る」、「共走する」ことを目指し、マラソンを通じて、絆を深め、被災地の新たな魅力づくりや交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えています。
今年度も新型コロナウイルス感染症の感染状況を見ながらの実施となりますが、皆様に楽しんでいただけるような企画内容の充実を図り、このシリーズが「マラソンの聖地」としてブランド化され、多くの皆様から親しまれ、愛されるよう取り組んでまいりますので、引き続き、御支援、御協力をお願い申し上げます。
令和4年5月27日
ふくしま共走ネイチャーランシリーズ実行委員会
実行委員長 内田 広之(いわき市長)